二人はワインも進み,少し酩酊気味になってきた。
酔いが後押しをし,結衣はあれこれ思ったことをレイにやらせてみた。レイも酔った余興ぐらいで,ともに楽しんでいた。
あれこれといっても,本物のSMプレイをする人間からは,可愛いモノである。
「ねぇ
また,奴隷のご挨拶して」
「かしこまりました」
「あ〜〜〜
ちゃんとご挨拶のときは正座だよぉ」
レイは,正座をして結衣の足先にキスをした。
レイはソファに座る結衣の足下にいたため,結衣の顔を見るには見上げなければならないが,目の前には結衣のしなやかな脚がずっと見えている。結衣が脚を組み替える度,扇情的な動きに見えてしまう。
レイが結衣の足先にキスをしたとき,ムクムクとペニスが大きくなり始めてしまった。結衣の足先にキスをするという,いわば屈辱的な行為のためではない。結衣の美しい脚とその動きに自然と興奮してしまっていたのだ。そして,キスをするために結衣に触れるということが,引き金になった。
レイは,裸にエプロン姿のままなので,結衣が見下ろすと,レイが勃起し始めるとすぐにわかってしまう。
「あ〜〜
なに〜〜〜?
レイ,おっきくしちゃって
こんなことして,興奮しちゃったんだぁ」
「ち・・・違います!
結衣女王様の美しい脚を見ていて。。。
結衣女王様に触れて。。。
そしたら。。。」
レイが弁明する。
「すぐにおっきくして
すぐに逝っちゃうくせにぃ
言い訳なんかしてぇ」
「そんなこと。。。」
「なに?
そんなことないの?
昨日だって,すぐに逝っちゃったじゃない」
結衣がたたみかけると,レイは恥ずかしさで下を向いてしまった。恥ずかしさで,今,自分が勃起してしまった理由が,奴隷の挨拶(?)のせいではないことを,弁明できなかった。
「あ〜〜
やっぱり
こんなことして勃起しちゃったんだぁ
下向いちゃって,可愛いぃ」
結衣がからかう。そして,奴隷の挨拶(?)でレイが勃起したことにさせられてしまった。
「勃起しちゃったんだからぁ
今度はぁ
『私は奴隷のご挨拶で勃起しちゃいました』
って言ってから,ご挨拶して」
いささか,結衣のしゃべり方も酔っぱらいのそれに近くなってきている。レイは,恥ずかしさで酔いが覚めつつあるものの,恥ずかしさから心臓はドキドキし,身体的には酔っていた。つまり,酔いが覚めていっているという錯覚のまま酔っていた。だからできたのであろう。
レイはうつむき,小声で
「私は奴隷のご挨拶で勃起してしまいました」
と言い,結衣の足先にキスをした。
「え?
聞こえなかったよ?
ちゃんと,聞こえるように
『私は早漏のくせに,奴隷のご挨拶で勃起しちゃいました』
って,言わないとダメでしょぉ?」
何故か,言葉が増えているが,レイもそのままやり直した。
「私は早漏のくせに,奴隷のご挨拶で勃起してしまいました」
そして,足先にキスをした。
「あ〜〜
レイ,やっぱり早漏だったんだぁ
今,自分で白状したよね」
と言われ,恥ずかしさと酔いで思考がとまりつつあるなかで,結衣の言葉を繰り返したため,「早漏」という言葉に,やっと気づいた。
「え。。。
それは,結衣女王様がそう言えと仰るから。。。」
結衣は,ケラケラ笑いながら
「そうね」
と受け流した。
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